進撃のシロタエギク

12月半ばに買ったシロタエギクが今もピンピンしていて、よく見たら根っこが生えてきていた。生命活動をしている!切花って、死んだ花だと思っていたから嬉しい。

(花と死の漢字が似ているし、似ていることに納得がいく。)

 

キーマカレーを煮込むからコンロの横に座ってときどきかき混ぜながら「進撃の巨人」を観ていた。原作が完結すると聞いたので、アニメを再鑑賞しようかと昨日から何気なく見始めたら一気見し続けている。シーズン1は観ていたし、原作もアニメ35話あたりまでは読んでいたから流し見にぴったりちょうどよい。阿鼻叫喚が基本の物語と、ことこと煮込む系の料理は相性がいいと個人的には思っている。

アニメが放映されたばかりの頃、友人たちと集まれば誰か一人は必ず奇行種のモノマネをしていたのを思い出す。一人、ずば抜けて上手な人がいた。その人は美術の先生をしている人だったと思う。友人の近所に住んでいる人で、何度か一緒に飲んだ。飄々としたユーモアとひりひりと研ぎ澄まされた言葉が同居する人だった。名前は覚えていない。今もどこかで作品を作って飲んだくれて笑っているんだろうか。

 

キーマカレーを煮込みながら部屋を見渡していたら、すとんと納得した。納得。これは納得という感覚、またの名を満足という実感。